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浮かび上がる平安京の姿 幻の西寺「五重塔跡」断定へ

西寺の復元図。図の左側(南西隅)にみえる塔が五重塔(梶川敏夫さん作)
西寺の復元図。図の左側(南西隅)にみえる塔が五重塔(梶川敏夫さん作)
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 今から1100年以上もの昔、平安京の玄関、羅城門(らじょうもん)の西に建てられた幻の大寺院・西寺(さいじ)にあったとされる五重塔の存在可能性が京都市文化財保護課の調査で高まってきている。これまで建物群に塔の心柱を支える礎石(心礎=しんそ)が確認できなかったことから明言は避けてきたが、その後の調査で、整然と積み重なった地盤改良の跡地が確認された。担当者は「丁寧な仕事ぶりで大切なものを守る意思が感じられる」と評価、識者も「五重塔に間違いない」と太鼓判を押す。(園田和洋)

巨大な柱跡

 西寺は平安京遷都に伴い東寺(教王護国寺)と同時に造営された国営寺院で、寺域は南北510メートル、東西250メートル。遷都から2年後の延暦15(796)年ごろに造営を始め、9世紀前半には金堂、講堂が完成。塔は元慶6(882)年に造営開始の記録が残るが、天福元(1233)年を最後に全て焼失した。

 羅城門を挟んで東に東寺が、西に西寺がそれぞれ建てられたため、両寺の堂塔の配置は左右対称だったと予想されている。東寺の五重塔が寺域の南東隅に建つことから西寺の五重塔が寺域の南西隅にあったと想定、昨年、約100平方メートルを調査した。

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