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子供たちの「食」を守る 開け続ける子供食堂のいま 

学校が臨時休校し、給食が提供されない中、「にしなり☆こども食堂」で川辺康子さん(右奥)やボランティアとともに昼食をとる子供ら=大阪市西成区(薩摩嘉克撮影)
学校が臨時休校し、給食が提供されない中、「にしなり☆こども食堂」で川辺康子さん(右奥)やボランティアとともに昼食をとる子供ら=大阪市西成区(薩摩嘉克撮影)
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 新型コロナウイルスの感染拡大は、子供の命をつなぐ「食」にも影響を与えている。学校が一斉に臨時休校となり、給食がストップしたことに加え、無料や低額で食事を提供する「子供食堂」の休止が全国で相次いでいるからだ。貧困家庭や、1人きりで食事をする「孤食」の子供たちにとって、貴重な場所である子供食堂。大半が営業を休止する中、なんとか子供たちの「食」を守ろうと、感染予防対策を行いながら活動を続けるところもある。

9割ひとり親家庭

 「おもちゃは片付けて、みんなでごはん食べるよー!」

 3月中旬の昼どき、大阪市西成区の「にしなり☆こども食堂」。おにぎり、鶏の手羽先、焼きそば、野菜炒め…。食卓には子供が好みそうなメニューが大皿で並んだ。「普通の唐揚げとちゃうやん」。「手羽先や。おいしいから食べてみて」。にぎやかな様子に、食事を作ったボランティアたちも目を細めた。

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 市営住宅の一室にあるこの食堂では週2~3回、夕食を無料で提供してきた。だが、2月29日から市立小中学校などが臨時休校となったことを受け、昼食を毎日提供することに。子供2人を連れて利用したシングルマザーの女性(33)は「本当に助かります」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 感染リスクを考えれば休止という判断もあったが、利用者の9割はひとり親家庭で、日中親が家にいない子供が多い。日々の食事に困る家庭も少なくない。給食が唯一の栄養源だった貧困世帯もある。このため、定期的な換気や手洗いうがいの徹底、消毒スプレーの常備など対策を講じた上で受け入れを続けている。

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