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河川敷でヒツジを探せ 除草効果は本当にあるのか

子供たちが体をなでても平然としているヒツジのたっちーは人気者=大阪府和泉市の松尾川河川敷
子供たちが体をなでても平然としているヒツジのたっちーは人気者=大阪府和泉市の松尾川河川敷
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 牛滝川河川敷では、2匹のヒツジを約4カ月間放牧したところ、700平方メートルの草を約1カ月で食べ尽くした。コスト換算すると、10年間で約400万円の除草費用の削減が見込まれた。その後、除草作戦を実践するためにヒツジたちの受け入れ先を探したところ、和泉市内田町町内会が「子供たちも楽しめそうな取り組みなので挑戦したい」と名乗り出て、14年から飼育を始めた。これがひつじ公園の始まりだ。

 今のヒツジは、14年に2匹がやってきてから3代目にあたる。代替わりしながら「うっちー&たっちー」として2匹がひつじ公園で活躍してきたが、一昨年前にうっちーが死んでからは補充がないという。

陰の立役者

 それにしても公園内は手入れが行き届いていて居心地が良い。大阪府は地域の人と河川美化に取り組む「アドプト・リバー」という事業を13年から継続している。松尾川河川敷も約50人の内田町ボランティアの会が花の植え替えと草刈りを年間で2回実施しているほか、地元住民の森山さんらがヒツジを飼育してきた。

 目的通り、普段の草刈りにヒツジが役立っているのだろうか。期待を込めつつ、いよいよあの質問を大杉さんにぶつけてみた。

 「あの…ヒツジの除草効果についてですが…」。すると「そんなに食べないですよ。こんな広いとこムリムリ」と一蹴された。

ボランティアがヒツジを育て、除草作戦も手伝う
ボランティアがヒツジを育て、除草作戦も手伝う
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 ヒツジの数が減ったのもあるが、たっちーは公園に来て約10年。年を取ったことと、人間から草を与えてもらえることに慣れたことで、食に対する貪欲さを失ったようだ。除草目的で導入されたもののやがて公園のアイドル化した大泉緑地と同じパターンである。

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