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【宝塚歌劇】「凝縮した時間でした」と大粒の涙 月組・珠城りょう退団会見

会見に臨む宝塚歌劇団月組トップ、珠城りょう=大阪市内のホテル(山田喜貴撮影)
会見に臨む宝塚歌劇団月組トップ、珠城りょう=大阪市内のホテル(山田喜貴撮影)

 来年の2月14日で退団する宝塚歌劇団の月組トップ、珠城(たまき)りょうが17日、大阪市内のホテルで会見した。「こんなに泣くはずじゃなかったのに…」と冒頭から涙を見せた珠城は「本当に凝縮した時間を過ごさせていただきました。濃い13年間でした」と舞台人生を熱く振り返った。

 目から大粒の涙がこぼれ落ちた。いつ退団を決め、いつ後輩たちに伝えたのか-との質問が出たときだ。

 「退団を決めたのは、昨年3月の『夢現無双』のときです。今まで自分が耐えて、背負ってきたものをそろそろ下ろしていいのかな、と感じたんです。組のみんなには昨日(16日)。いろんな思いがこみ上げてきて…。こんなに泣くはずじゃなかったのに」

 愛知県蒲郡市出身。平成20年入団。初舞台は同年3月の月組公演「ME AND MY GIRL」。

 「子供のころから月組ファンで、初めてのお稽古のときには、あっ、本に載っていた人だ、と夢を見ているようでした。でも、ロケット(ラインダンス)の練習はきつかった。朝から晩まで脚を上げて、もうフラフラ」

 その後、新人公演の主演に抜擢(ばってき)される。172センチの長身と、演技が彼女の評価を高めた。下級生のころ、上級生から言われた「シンプルな衣装ほど、本当に男役として完成していなければ舞台に立つことは難しいのよ」という言葉を胸に、シンプルな衣装の似合う男役を目指した。

 そして28年9月5日、龍真咲(りゅう・まさき)の後任として月組トップに就任した。入団10年以内でのトップ就任は、天海祐希に次ぐスピード出世。常に比較され、周囲からも厳しい目が注がれた。

 「『私は私』と真摯(しんし)に舞台に向き合っていけば、時間はかかってもきっと認めてもらえる。そう信じてきょうまでやってきました」

 退団までまだ1年弱ある。今度は珠城が後輩たちへ“言葉”を残す番だ。

 「何かを得たいと思えば、120%の努力と100%の強い意志。そして60%の勇気を持てば、きっとそれは近づいてくる。“自分はここまで”と決めないで頑張ってほしい」と話した。

                        (田所龍一)

【今後の公演予定】

■4月24日~6月1日 宝塚大劇場 6月19日~7月26日 東京宝塚劇場

『WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』

■9月8~22日 宝塚バウホール

バウ・プレイ『幽霊刑事~サヨナラする、その前に~』

■11月13日~12月14日 宝塚大劇場 来年1月~2月14日 東京宝塚劇場

ロマン・トラジック『桜嵐記(おうらんき)』、スーパー・ファンタジー『Dream Chaser』

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