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大阪万博から50年 あの日見た「未来の記憶」

大阪万博の公式マップを掲載した産経新聞の特集紙面(大阪本社:3/12付、東京本社:3/14付)
大阪万博の公式マップを掲載した産経新聞の特集紙面(大阪本社:3/12付、東京本社:3/14付)
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 昭和45(1970)年3月14日、日本万国博覧会(大阪万博)が大阪・千里丘陵で開幕して今年で50年を迎える。約6400万人が訪れた世紀のイベントは、今も輝かしい記憶の一つ。令和7(2025)年に再び訪れる大阪・関西万博まであと5年。当時の公式マップやインタビューで懐かしの「EXPO’70」を振り返る。

会場包んだビューティフルな時間

■50年前に熱演 渡辺貞夫さん

 世界のナベサダこと、世界的ミュージシャンでサックス奏者の渡辺貞夫さん。先月87歳を迎えたばかりだが、円熟味を増しつつスタイリッシュでパワフルな演奏は衰えを知らない。そのレジェンドが50年前の大阪万博で開かれた「世界ジャズ・フェスティバル」に出演し、若さあふれるステージを繰り広げていた。

インタビューに答えるミュージシャンの渡辺貞夫さん
インタビューに答えるミュージシャンの渡辺貞夫さん
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 「出番を待つ間、どこか別の部屋にバリトンサックスのミュージシャンがいて、彼がハイノート(高音)の練習を、一生懸命やっているな…と思ったことを覚えていますよ」と笑う。「新幹線で行ったのかなあ。実はあまりよく覚えていない。(東京から)大阪は今よりずっと遠いところでした」。あくまで仕事としての舞台。楽屋は覚えていても会場にはあまり目が向かなかったというのも渡辺さんらしい。

 万博では世界中からアーティストを招く「万国博ホール」が設けられ、サミー・デイビス・ジュニアが初日を飾る。マレーネ・ディートリヒや“ファドの女王”アマリア・ロドリゲスのショーも開かれた。

 渡辺さんは当時37歳。5年前に米バークリー音楽院留学から帰国し求められるままプロの奏者らにジャズ理論を教える一方、渡辺貞夫カルテットを結成。日本のジャズ界を牽引(けんいん)すると同時にボサノバブームを巻き起こすなど活躍中だった。

 「モントルー・ジャズ・フェスティバル(スイスで始まった世界最大級の音楽イベント)に初めて招かれたのもこの年。米国のニューポート・ジャズ・フェスティバルにも毎年出演していて、メンバーはギターの増尾好秋、ベースの鈴木良雄、ドラムスの角田ヒロ。収穫の多い年でしたね」

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