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卒業生の思い出作り応援 写真撮影や紅白饅頭をサービス

 新型コロナウイルスの感染拡大により、小中学校の卒業式が規模を縮小して行われる大阪府松原市で、卒業生や参加できない保護者を少しでも励まそうとする取り組みが町の人たちの中で生まれている。後日、無料で記念撮影を行うサービスや、記念品を配る商店も出てきた。

 松原市内には市立小学校が15校、中学校が7校あり、今春はそれぞれ約1千人の児童が卒業を迎える。13日は中学校で一斉に卒業式が行われたが、市内の小中学校の卒業式は卒業生と教職員のみの参加と規模が縮小されているため、保護者の出席はかなわなかった。

卒業生を励まそうと商売仲間とともにサービスを始める新田剛志さん=松原市
卒業生を励まそうと商売仲間とともにサービスを始める新田剛志さん=松原市

 こうした中、市内を拠点に出張写真撮影を手掛ける「Foto Colore(フォトコローレ)」は、卒業生を祝うため、4月末まで、市内の卒業生を対象に無料で記念撮影を行い、写真データをプレゼントする。

 卒業、入学シーズンはいつもなら写真依頼が殺到するが、今年は依頼が激減している。しかし、これまでも多くの卒業生の姿を写真に収めてきたカメラマンの松井舞さんは「節目に晴れ姿を家族や仲間に披露して、記録できない残念さは痛いほどよくわかる。思い出をきれいに残す手伝いができれば」と話す。

 商売仲間である松井さんに卒業生を応援しようと声をかけたのが、学生服のリサイクルを手掛ける「学生服リユースShopさくらや松原店」の店主、新田剛志さんだ。近年、卒業後に使わなくなった制服をネットを通じて売却したり、知り合いに譲ったりするケースが増えているといい、制服を手放した人が、4月以降に記念撮影会などに制服を着て参加したい場合、市内7中学校、4小学校の制服を無料で貸し出す。

 きっかけは小6の卒業生の母親でもあるパート女性が「せっかくの子供の晴れ舞台に、まさか親が参加できないとは思わなかった」と落胆していたことだった。新田さんは「卒業式の縮小は残念だが、少しでも思い出作りの手助けができれば」と話す。

 新田さんが知人に声をかけたところ、和菓子の「御菓子司 吉乃屋 松原店」は、中学校の卒業式がある13日と小学校卒業式翌日の19日にそれぞれ卒業証書を持参した先着20人に紅白饅頭(まんじゅう)をプレゼントする。また、卒業生にデザートをサービスするフレンチ食堂も現れるなど、町で卒業生を祝おうという動きが広まっている。

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