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無観客の大相撲春場所、人影まばら「店やってないも同然」

大相撲三月場所の会場には「無観客で開催」の掲示が設置され、人通りもまばらだった=8日午後4時16分、エディオンアリーナ大阪 (安元雄太撮影)
大相撲三月場所の会場には「無観客で開催」の掲示が設置され、人通りもまばらだった=8日午後4時16分、エディオンアリーナ大阪 (安元雄太撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、史上初の無観客開催となった大相撲春場所(大阪場所)が8日、初日を迎えた。例年、多くのファンでにぎわう会場のエディオンアリーナ大阪(大阪市浪速区)では、色とりどりの「のぼり旗」がなく、人影もまばら。「客入りがひどい」「がっかり」。一変した風景に、商店主やファンからは嘆き節が漏れた。

 「店をやっていないも同然の状態だ…」。会場近くの中華料理店「笑心(えごころ)」の店主、金田稔さん(46)は寂しげに語る。

 店は、春場所の時期が一番の書き入れ時だった。特に場所中の日曜日は、相撲関係者やファンらでにぎわっていたというが、この日は正午になっても訪れる客はなかった。金田さんは「八百長問題で中止となったとき(平成23年)よりも客入りがひどい」と肩を落とした。

 感染予防策は会場外にも影響。周辺では警備員が定期的に巡回し、恒例のファンによる力士の入り待ち、出待ちができない。マスク姿の力士らはタクシーなどで足早に会場入りしていた。

 「マスクで力士の表情も見えない。ファンになって初めての地元開催なのに、がっかり」と話すのは会場近くに住む会社員、田中弓さん(38)。「声もかけないので、力士を出待ちして見るくらいは許してほしい」と訴えた。

 長年の相撲ファンという同市大正区のアルバイト、岩野嘉史さん(76)は「警備員に(力士に)接触したらあかんと言われた。大変な場所になった」。その上で「日本人力士が優勝することが増えて盛り上がってきているのに、残念だ」と語った。

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