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和歌山の新型コロナ“封じ込め”対策 ポイントは「早期」と「徹底」

通常業務を再開した済生会有田病院=4日午前10時25分、和歌山県湯浅町吉川(藤崎真生撮影)
通常業務を再開した済生会有田病院=4日午前10時25分、和歌山県湯浅町吉川(藤崎真生撮影)
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 新型コロナウイルスの感染が全国に拡大する中、和歌山県では済生会有田病院(和歌山県湯浅町)から医師や入院患者、家族らに広まった感染を3週間かけて収束させ、同病院は通常業務の再開にこぎつけた。この間、県が強調してきたのは、対策を「早期に徹底的に」行っていくこと。関係者は病院での「クラスター」発生にどう対応したのか。(前川康二)

立ちはだかる壁

 「病院関係者の感染は、そのまま院内感染にもつながる。どこまで広がっていくのか見当もつかず、心配だった」。県の担当者は、有田病院の医師が新型コロナウイルスに感染していたことが判明した当時の心境をこう語る。

 同病院の外科に勤務する50代の医師の感染が判明したのは2月13日。その時点で自宅待機している同僚の男性医師1人と、70代の男性患者を含む患者3人にも肺炎の疑いがあることがわかっており、危機感を抱いた県は、直後に幹部を集め対策本部会議を開催した。

 ここで確認されたのは、有田病院の外来患者の受け入れ中止▽入院患者の退院中止▽通院患者に対応する「接触者外来」の設置▽病院関係者全員のウイルス検査実施-など。仁坂吉伸知事からは、すぐ実行するよう指示が出されたという。

 ただ、有田病院は県の意向がそのまま届く県立病院とは異なり、社会福祉法人が運営する病院。患者の受け入れなど病院の経営に関わる問題だけに、病院側とは慎重な調整が行われた。

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