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新型コロナに2つの特異タンパク質 立命大教授らAI解析で発見

新型コロナウイルス(COVID19)特有のタンパク質をAI解析で発見した立命館大生命科学部の伊藤將弘教授
新型コロナウイルス(COVID19)特有のタンパク質をAI解析で発見した立命館大生命科学部の伊藤將弘教授

 新型コロナウイルス(COVID-19)に2種類の特異的なタンパク質があることを、立命館大生命科学部の伊藤將弘(まさひろ)教授(51)=情報生物学=らのグループがAI(人工知能)によるデータ解析で解明し、オランダの学術専門誌(電子版)に発表した。2種類のタンパク質は感染後の毒性に関わっている可能性があるといい、伊藤教授は「ワクチン開発に役立つと期待される」としている。

 研究グループは、新型コロナウイルスの遺伝子情報に含まれるタンパク質のうち10種類について、すでに解明されているタンパク質構造に関するデータベースと照合して解析。うち2種類が新型コロナウイルス特有のものだと突き止めた。

 ウイルスに含まれるタンパク質は、大きくは感染力の強さに関係するものと、感染後の人体への作用に関わるものに分類される。今回見つかった2種類はいずれも後者で、不安定な立体構造だったという。

 伊藤教授は「タンパク質の作用は立体構造のパターンから解明できる。2種類のタンパク質が感染後の体内でどのような立体構造をとるかが解明できれば、ワクチンや予防薬の開発につながる可能性がある」としている。

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