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【NEWS Why? ニュースを知りたい】治療で陰性もウイルスは体に残るの?

新型コロナウイルスに感染の女性ガイドについて記者会見する大阪府の担当者=26日夜、大阪府庁
新型コロナウイルスに感染の女性ガイドについて記者会見する大阪府の担当者=26日夜、大阪府庁

 1月に新型コロナウイルスに感染して入院し、回復したはずの大阪府のバスガイドの40代女性から再び陽性反応が出たことが明らかになった。再感染したのか、体内に潜んでいたウイルスが再燃したのか、明確な原因は解明されていない。ただ、中国では治療後に退院した患者の1割以上に再び陽性反応が出たという。ウイルスは検査で陰性となっても、体に残っているものなのか。(入沢亮輔、佐藤祐介、江森梓)

「国で検証を」

 「正直なところ、ウイルスに関する専門的知見を一自治体のレベルで示すことは不可能。国で検証してほしい」。大阪府の藤井睦子健康医療部長は26日夜の記者会見で困惑した表情を浮かべた。

 最初に女性に陽性反応が出たのは1月29日。改善したとして退院し、その後自宅で療養。いったん陰性となったが、今月19日に喉の違和感などを覚え26日に検査を受けたところ再び陽性が発覚した。

 藤井部長は会見で「再感染」と「ウイルスの再燃」の双方の可能性に言及。原因究明に向けて「さらなる医学的検証が必要」としているが、再燃の可能性が高いとみる専門家は多い。

 ウイルスがゼロになったわけではなく、体のどこかにいたウイルスが増殖するという「再燃」。女性が受けたのは喉をぬぐってウイルスの有無を調べる検査で、喉以外の部分にウイルスが残っていた恐れがあるという。

種類により違い

 なぜこうした事態が起きるのか。

 広島大大学院の坂口剛正(たけまさ)教授(ウイルス学)によると、ウイルスの種類によって感染する部位は異なる。インフルエンザは主に鼻や喉から肺までの呼吸器に感染するが、同じコロナウイルスである重症急性呼吸器症候群(SARS)では消化管にも感染する。坂口氏は「新型コロナは、肺炎や下痢などの症状があることを考えると、呼吸器や腸にウイルスが多い可能性がある」と推測する。

 また、体内に新型の抗体ができるまでの期間は約2週間とされているが、個人差もあり、実態はわかっていないという。

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