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大阪健康安全基盤研究所、組織統合で検査態勢強化

大阪健康安全基盤研究所=大阪市東成区
大阪健康安全基盤研究所=大阪市東成区

 大阪健康安全基盤研究所(大安研、大阪市)は平成29年4月、大阪府立公衆衛生研究所と市立環境科学研究所の衛生部門を統合し、地方独立行政法人として発足した。西日本随一の150人態勢で感染症の検査・研究にあたり、近畿など8府県の衛生研究所と緊急時の協力協定を結んでいる。

 「和歌山でも検査をフル回転させているが、人手が足りなくなる。大阪で一部を手伝ってほしい」

 大阪府の吉村洋文知事のもとに17日、和歌山県の仁坂吉伸知事から新型コロナウイルス検査への協力要請が電話であった。吉村氏は「全面的に協力する」と応じた。府によると、大安研ですでに50人以上の検査を引き受けたという。

 統合に伴い法人化した大安研の強みは府市の人事から離れ、スタッフが検査や研究に専念できることだ。奥野良信理事長は「指揮系統が一元化され、迅速に対応できる」と強調する。

 態勢強化の面も大きい。新型コロナウイルスの検査は天王寺センター(大阪市天王寺区)と森ノ宮センター(同市東成区)で合わせて1日最大80人分を扱うことが可能だ。

 検査では、感染疑いのある人から採取した、のどの粘膜とたんを検体とし、ウイルスの遺伝子を抽出。専用機器にこのウイルスだけに反応する試薬と遺伝子を入れ、遺伝子が増幅すれば陽性と判断される。1人につき約6時間で結果が出る。

 今後、感染が発生した病院での解析など疫学調査も充実させる。

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