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東日本被災地での発掘調査支援を紹介 姫路で企画展

活動期間中、着用していた作業着を手にする中川さん=2月5日午後0時57分、兵庫県姫路市四郷町坂元の姫路市埋蔵文化財センター(小林宏之撮影)
活動期間中、着用していた作業着を手にする中川さん=2月5日午後0時57分、兵庫県姫路市四郷町坂元の姫路市埋蔵文化財センター(小林宏之撮影)

 災害現場と発掘調査のあり方を考える企画展「震災と考古学」が、姫路市埋蔵文化財センターで開かれている。東日本大震災の被災地・岩手県大槌町に派遣された同センターの中川猛さん(44)が現地で体験した発掘調査支援の活動状況などが紹介されている。

 埋蔵文化財専門職員の被災地派遣が始まったのは、阪神・淡路大震災(平成7年)のときから。復興事業を進めるための前提として発掘調査を急ぐ必要があったが、被災自治体だけでは対応できず、文化庁が全国に応援を要請。東日本大震災(23年)でも、同様の要請が行われた。

 同センターで埋蔵文化財調査を担当する中川さんもこれに応じて27年5、6月の2カ月間、大槌町で発掘調査に携わった。現地では仮設住宅に入居し、全国から集まった職員とともに縄文時代の遺跡を調べるなどの活動に当たった。

 会場には、期間中に中川さんが撮影した現地の風景や調査活動の様子のパネル写真をはじめ、同町などから貸し出された出土遺物など約50点を展示。当時、中川さんが着用していた作業着も紹介されている。

 「『震災復興で大変なときに遺跡調査とは何事か』との批判もあるが、法律に基づく重要な事業であることを理解してほしい」と中川さん。「遺跡を守るには地元との触れ合いなど普段の積み重ねが重要だと実感した」と活動を振り返っている。5月10日まで、観覧無料。

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