時代に逆行、市役所に喫煙所が復活したワケ

岡山県では独自の県受動喫煙防止条例(仮称)を制定する動きが進んでいる。
25日開会の2月県議会に提案されるが、市庁舎などの施設の敷地内を例外なく禁煙にすべきとする声もある。大阪府は府条例で法律に上乗せする形で罰則を設け、東京都は例外規定の要件を厳格化するなど、全国各地で規制強化が進められているのだ。
県民からの意見を募る「パブリックコメント」では意見が割れた。ほぼ法律をなぞっただけの素案に対し、「素案通りで良い」が17件、「緩和すべきだ」が38件。一方「もっと規制すべきだ」としたのは58件で、緩和派と規制派がほぼ拮抗(きっこう)する結果となった。
より厳しい条例となるのか、“骨抜き”となってしまうのか。喫煙所の行方を占う県議会の議論が注目される。