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「医師の感染は衝撃的…」和歌山県も困惑

 新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中、ウイルスに感染していた神奈川県内の80代女性が13日に死亡し、国内で初となる死者が確認された。一方、和歌山県では、県内に住む50代の男性外科医が新型コロナウイルスに感染したことも判明、東京都内ではタクシー運転手の感染も明らかになった。一向に収束する気配のない状況に、関係者の間には衝撃と困惑が広がった。

 男性外科医が新型コロナウイルスに感染したことが判明した和歌山県では13日夜、県庁で緊急会見が開かれた。担当者は「医師が感染したことは衝撃的だ」と困惑を隠さず、「感染ルートが全く不明で、突然、和歌山で感染が確認されたことは社会的なインパクトも大きい」と驚いた様子で話した。

 会見には仁坂吉伸知事も出席。感染の判明について説明し、正確な情報に基づく冷静な対応を呼びかけた。

 県によると、男性外科医は同県湯浅町の「済生会有田病院」に勤務。同じ外科の同僚医師1人と受診した患者3人にも肺炎の症状があるという。病院は新規の患者受け入れを停止。入院患者には院内にとどまってもらい、通院患者向けには接触者外来を設けるという。

 男性外科医は今月8日にコンピューター断層撮影装置(CT)による検査で肺炎の症状が見られたため、10日に入院した。

 男性外科医には発病前14日間の海外渡航歴がなかった。会見で、報道関係者から感染ルートについて質問が及ぶと、担当者は「どういう風に感染したか分からない」と表情を曇らせ、「(医師は)どんな人と接触したか分からない職業なので、感染経路を慎重に調べる」と述べるにとどまった。

 一方、済生会有田病院には同日夜、報道関係者が詰めかけたが、対応した宿直の警備員も「詳しい事情はわからない」と話した。

 和歌山県に隣接する奈良県では1月28日、中国湖北省武漢市からのツアー客を乗せた60代の男性バス運転手が、日本人で初めて感染したことが判明。京都市でも、市内の物販店で働く20代の中国人男性の感染が明らかになっている。

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