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【ゴッホ展】「ゴッホの風景」(5)サン=レミ 糸杉

ゴッホが入院したサン=レミの療養院の入口。門の奥で真っ直ぐそびえるのが糸杉だ
ゴッホが入院したサン=レミの療養院の入口。門の奥で真っ直ぐそびえるのが糸杉だ

 サン=レミの精神療養院に入院中の1年間、ゴッホは糸杉を重要なモチーフとした。真っすぐ天に向かって立つ均整の取れた姿を、弟・テオ宛の手紙で「エジプトのオベリスクのように美しい」と表現している。

 糸杉は、サン=レミでは果樹園や墓地などの防風林として使われているほか、庭木としても好まれている。頑丈なことに加え、根を下に伸ばすので、周囲の建造物などを根で壊すことがないためだという。療養院から市街地へと続く約2キロの一本道「ゴッホストリート」を歩いている間、数えきれないほどの糸杉を目にした。時折吹く、ミストラルと呼ばれる強い北風に揺れる様子は、ゴッホの「糸杉」を想起させた。

 退院したゴッホは、パリの北にある街、オーヴェール=シュル=オワーズに移り、間もなく自殺を図る。37歳。わずか10年の画業だった。

【協力】KLMオランダ航空オランダ政府観光局プロヴァンス地方観光局パリ地方観光局フランス観光開発機構

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