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新型肺炎、関西空港の中国便は計画の4割減 経済への影響必至

中国などから来た観光客で混雑する関西空港国際線到着口。中国で新型コロナウイルスによる肺炎が発生した影響で、マスクを着けた人の姿が目立つ=1月25日午後4時44分(沢野貴信撮影)
中国などから来た観光客で混雑する関西空港国際線到着口。中国で新型コロナウイルスによる肺炎が発生した影響で、マスクを着けた人の姿が目立つ=1月25日午後4時44分(沢野貴信撮影)

 関西国際空港を運営する関西エアポートは4日、関空を3~9日に発着する中国便の旅客便数が当初計画に比べて約4割減る見込みだと明らかにした。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、航空会社が相次ぎ欠航を決めているため。関西でのインバウンド(訪日外国人客)需要を支えてきた中国人客の勢いの減退が鮮明になった。

 当初は期間中に612便が計画されていたが、3日時点で262便の欠航が決まった。関西エアは「原因は確認できていないものもある」とするが、大半が新型肺炎の影響という。

 4日の関空発着の中国便は、格安航空会社(LCC)の春秋航空など中国の航空会社が軒並み欠航。便数の多い上海や北京など主要都市との路線は運航が続く一方、無錫(むしゃく)、昆明(こんめい)、深●(=土へんに川)(しんせん)など地方都市との路線で欠航が目立った。

 感染が発生した武漢との直行便は従来週11便が計画されていたが、29日までの全便欠航が決まっている。関西エアの広報担当者は「欠航は、1月下旬の時点では武漢便にほぼとどまっていたが、今や中国全土の都市との路線に拡大している」と話す。

 航空会社にとっては運航しても採算が取れない状況が発生している。中国政府が中国人の団体旅行などを禁止したことで関空への到着客が減っているだけでなく、日本からの旅行自粛もあって出発客も減少しているからだ。

 関空の国際旅客便のうち中国便は約4割を占める。昨夏以降の日韓関係の悪化による韓国便の減少をカバーしたのは中国便の新規就航や増便だった。今回は、これらの増便分で欠航が相次いでおり、関空の業績や関西経済に影響を与えるのは必至とみられている。

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