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枚方、箕面、交野…大阪に『難読自治体』が多い理由

 地域情報掲載サイト「生活ガイド・ドット・コム」を運営するウェイブダッシュ(東京都千代田区)が昨年インターネット調査を行い、発表した難読市の1位も長野県東御(とうみ)市、2位は千葉県匝瑳市、3位は兵庫県宍粟(しそう)市と全国に分布する。

 さかのぼれば、平成10年から16年にかけて、「全国難読町村サミット」が全国各地で開かれていた。難読地名の町村の自治体が全国から集まり、誤読されやすい悩みや地域おこしの成功例、知名度向上への取り組みなどを話し合ってきた。

 しかし、当時、サミットに参加していた難読町村の温泉津(ゆのつ)町(島根県)や頸城(くびき)村(新潟県)、榛原(はいばら)町(奈良県)などの名前はやはり合併によって消滅した。サミットも16年に奈良県斑鳩(いかるが)町で開催されたのを最後に、自然消滅してしまったという。

 「日本書紀」にも、聖徳太子の住居のあった場所としてその地名が残る斑鳩町も、実は合併協議会を経て平成の大合併で近隣6町と合併し「西和市」となる計画が進められていた。しかし、「斑鳩という名前がなくなるのは寂しい」という町民の声も多く、住民投票で反対が多数を占めたため、合併協議会から脱退。その名前は残された。

 合併をしないという決断をした当時の斑鳩町長、小城利重さんは「難読とされる市町村には、その地域の古い歴史や守り伝えてきた文化が反映されている」と話す。「合併によって、財政力が高まる効果も期待されていたが、それよりも愛着があり、全国にも知られた町の名前を大事にしたいという町民の思いが強かった」と振り返った。難読自治体に歴史あり。その名前が残された背景も知ると読み方もすんなり覚えることができるかもしれない。

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