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新型肺炎 訪日客減少で消費に打撃 ホテルのキャンセルなど相次ぐ

 SMBC日興証券は、中国からの団体旅行の停止が半年間続いた場合、中国人客による日本での旅行支出は約2950億円減少すると試算。牧野潤一チーフエコノミストは、新型肺炎の世界的な拡大が進むと、7月以降に開幕する東京五輪・パラリンピックを機に訪日を計画する外国人が訪日を手控える可能性が出てくると予測する。さらに旅行支出の試算を鑑み、「これ以上の影響がでてくるかもしれない」と指摘した。

 一方、中国企業を取引先とする日本企業や日本経済全体に及ぼす影響も軽視できない。牧野氏は、中国での生産や出荷が停滞する現状を踏まえ、「(企業の)キャッシュフローが滞る」と指摘。企業の手元資金が減少したとしても、原材料費や従業員の給料は支払わなければならない。中国企業が支払いの滞納、営業停止などを余儀なくされれば、取引先となっている日本企業にも影響が及びかねない。中国企業から代金の徴収ができず、金融面での問題が生じる可能性が考えられる。

 米アップルは中国で、春節(旧正月)休暇明けの生産再開を1月末から2月10日に先送りすると決めた。長期化した場合には下請け会社に影響が広がる可能性があり、関連会社の経営が悪化し、銀行によるつなぎ融資の見合わせが相次げば、資金調達が滞って破綻に追い込まれる企業が続出しかねない。「中国の政府や金融当局の対策がないと、どんどん悲観的になっていく」(牧野氏)と懸念が強まっている。

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