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小林製薬、マスク増産も春節消費落ち込み

 小林製薬の小林章浩社長は31日の決算会見で、新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大していることから、マスクの増産を始めたことを明らかにした。中国からの訪日客が大量に購入し、品切れの状態が続いているため。ただ、原材料不足で十分な態勢が取れないという。また、中国が海外への団体旅行を禁止したことで、全体としては例年の春節に比べて販売が落ち込む見通しといい、新型肺炎に振り回される状況となっている。

 同社の「のどぬ~るぬれマスク」シリーズは、乾燥によるのどの痛みなどを和らげる商品。ウイルス対策は想定していないが「一般的なマスクと比べて割高にも関わらず、品切れが続き、販売店から注文が急増している」(広報担当者)。訪日客のほか、従業員向けにマスクを購入する国内企業も増えているという。

 ただ、中国から仕入れている原材料の不織布が現地の需給ひっ迫で確保しにくい状況といい、小林社長は「急いで対応したいが、増産態勢がどこまでできるか分からず苦戦している」と述べた。

 一方、マスク以外の商品は販売が減少している。中国では、同社の製品は日本で買うべき“神薬”の一つにあげられるほど人気が高く、春節期間は大きく販売が伸びる。ただ、今年の春節の販売動向について小林社長は「マイナスのインパクトはあるだろう」と述べ、好調だった昨シーズンに比べて、大きく落ち込むとの見通しを示した。

 同日発表した令和元年12月期連結決算は、最終利益が前期比6・2%増の191憶円と22期連続の増益だった。

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