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イスラエルで日本ブーム 直行便就航、起爆剤となるか

 業界関係者は「直行便就航で、心理的なハードルは大きく下がる。あとは治安が回復していることをどれだけPRできるかが鍵だ」と述べ、直行便就航による期待感を示す。

■「可能性広がる国」 移住32年の板前

 「イスラエルは自分の可能性が広がる国だ」

 テルアビブのラーメン店で厨房(ちゅうぼう)に立つ川上明さん(65)は、移住して32年目になるイスラエルの魅力をこう語る。

 東京出身で、写真関係の仕事をしながら、貯金しては海外に旅をする若者だった。「じっとしているのが嫌いで、放浪癖があった」と笑うように、インターネットもなく情報が極めて少ない中で、欧米だけでなくインドやエジプト、イランなど各地を飛び回った。

 イスラエル人の妻と出会ったことをきっかけに、昭和63年に同国に移住した。当時は現在よりも治安が悪かったが、主要産業だったダイヤモンドの加工や買い付けの仕事をし、公用語のヘブライ語を習得した。

 得意だった料理を生かした弁当店、通訳と職を変えながら、同国にとどまった。自爆テロが相次いだ時期もあり、「毎日のように爆弾騒ぎがあって、街にはバスの残骸とかが当たり前にあった。平和なんて無理だと思った」。

 それでも、帰国は考えなかった。「この国にいれば、いろんな可能性が広がると思ったから」。現在は厨房に立つ傍ら、通訳やガイド、若いころから続けている空手の指導者など多彩な顔を持ち、日本とイスラエルをつなぐ役割を果たそうとしている。

 移住当時はほとんどいなかった日本人も、千人を超えるまでになった。「これからも日本の文化をイスラエルの人に伝えていきたい。人生は一回だからね」と笑顔をみせた。

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