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新型肺炎、60代バス運転手感染で奈良県会見「バス車内で感染したと…」

会見を行う医療政策局長・鶴田真也(中央)ら=28日午後、奈良市の奈良県庁(須谷友郁撮影)
会見を行う医療政策局長・鶴田真也(中央)ら=28日午後、奈良市の奈良県庁(須谷友郁撮影)

 奈良県内のバス運転手の60代男性が新型コロナウイルスに感染し、肺炎を発症していたことを受け、奈良県は28日、県庁で記者会見を開いた。「バスの車内で感染したと考えており、県内で感染したとは考えにくい」。担当者は緊張感を漂わせながら、過剰に不安にならないよう県民に呼び掛けた。

 会見は午後7時半から急遽(きゅうきょ)開催され、県庁5階の会見場には約30人の報道陣が集まった。男性が運転し、中国・武漢市からの客が乗ったバスが立ち寄った場所や、男性の関係先を尋ねる質問が矢継ぎ早に飛んだが、担当者らは「個人情報保護や風評被害防止の観点から公表を差し控える」と述べるにとどめるなど、慎重な姿勢が目立った。一方で「立ち寄り先の自治体とは情報を共有したい」とも話した。

 県は荒井正吾知事をトップとする対策本部を29日午前9時に開く。男性と2メートル以内で接した人を濃厚接触者とし、今後健康状態を確認していく。

 県によると、男性は今月17日に奈良県の医療機関を受診した際、「武漢からの客と一緒にいた」と申告したが、医療機関側は一般的な風邪の診察を行った。その時点では肺炎症状があると診断されていなかった。

 男性は今月8~11日と12~16日の2回、武漢市から来た客を乗せており、2回目はマスクを着けて乗車していたものの、1回目は着けていなかった。長いときは朝から晩までツアー客に同行していた。また、男性は日常的に自家用車で通勤しており、公共交通機関は利用していないとした。18~22日には武漢市以外の中国人ツアー客を乗せたバスを運転していたという。

 県は、武漢市のツアー客を乗せた男性運転のバスが奈良県内に滞在していたのは1時間強だったとした上で、「県内の人に感染した可能性は低い」と説明。県内には東大寺など観光地も多く、観光産業への影響も懸念されるが、担当者は「マスクや手洗いなど、きちんと感染症予防をして奈良を楽しんでもらいたい」とした。

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