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「過重労働で陸自隊員自殺」 京都の遺族が提訴

 陸上自衛隊守山駐屯地(名古屋市守山区)で勤務していた2等陸曹の男性=当時(42)=が平成26年、鬱病を発症して自殺したのは長時間労働などの過重勤務が原因だったとして、京都市に住む遺族らが国に対し、慰謝料など総額約8千万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こしていたことが21日、分かった。提訴は昨年12月23日付。

 訴状によると、男性は守山駐屯地に駐屯している陸自第35普通科連隊に所属。25年10月から、東富士演習場(静岡県裾野市など)で、演習中に紛失した自動小銃を捜索する業務にあたっていた。男性は救護や炊事を担当し、野外でテントに寝泊まりして、午前3時に起床するという業務が続き、同月の超過勤務時間は175時間に及んだ。

 男性はこの業務を終えた後に鬱病を発症したとみられ、26年2月ごろには目がうつろになっている様子を同僚が目撃。同月に名古屋市内の自宅で自殺した。

 守山駐屯地を統括する中部方面総監部(兵庫県伊丹市)は昨年9月、男性の自殺について民間企業の労災に当たる「公務災害」と認定した。

 遺族側は「業務内容と勤務時間は健康を損なう恐れのある過重なものだった」と主張。過重労働とならないようにする配慮を怠ったとして自衛隊に安全配慮義務違反があったと訴えている。

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