PR

産経WEST 産経WEST

マツダ、新世代エンジン搭載SUV発売 社運賭すブランド向上へ70万円アップ

 一方で、昨年11月の決算記者会見でマツダの藤原清志副社長は、「高級路線ではない」と強調した。一見、矛盾しているようだが、ここにマツダが進もうとしている隘路(あいろ)が浮かび上がる。ブランド価値を上げるが、これまでのマツダファンの多くが手の届かなくなるような価格帯の高級車ではない-という絶妙な立ち位置。その中でX搭載車は、高級車に近いポジションを占めるというわけだ。

 マツダ車はかつて、下取り価格が安く、一度購入すると大幅に値引きされたマツダ車にしか買え替えられず、“マツダ地獄”と揶揄(やゆ)された。こうした反省を踏まえ、最重要課題としてブランド価値の向上を進めている。平成24年に本格的に展開を始めた前世代の「スカイアクティブ」技術は、走行性能などに優れるイメージを定着させるなど成功を収めており、昨年から投入を始めた新世代商品群でブランド価値をさらに一段、引き上げたい考えだ。

 もっとも、この路線を貫くのは容易でない。マツダは主要市場である米国、中国の販売で苦戦。頼みのマツダ3も単価アップにより、米国での販売は思ったようには広がらなかった。昨秋には標準の装備を充実させ、実質値下げに踏み切るなど、戦略を修正。ブランド価値向上は一朝一夕には行かず、“生みの苦しみ”を味わっている。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ