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【第162回芥川賞】「鈍重の歩みでも伝われば」 「背高泡立草」著者の古川真人さんが会見

 --九州の方言が巧みに描かれている

 「自分が得意というより、一番スラスラ出てくる。言葉とともに考え、動作もついてくる。それがたまたま島の言葉や福岡の言葉だったということ」

 --かっこいいスーツで決めてきた

 「革靴は痛い。よく(社会人は)みんな履いているなあ。あとネクタイは久しぶりに巻いた…。自分で巻けずに編集の人に巻いてもらった」

 --地域の歴史を掘り下げたのが評価されたよう。その狙いは

 「短編連作の形式なら、時間を思いきり飛ばすことをやってみたかった。それが狙い」

 --大学中退(国学院大文学部)から、きょうの日が来るようなことは夢みていたか。あのころの自分に伝える言葉があるとしたら

 「ありえないことの妄想として考えていたかも。ゴロゴロしていた自分には、“なんとかなったから、そのまま寝ててもいいんじゃない”と」

 --落選が続くなかで、島以外の別のテーマを書こうとの思いは

 「ぼく自身に手札がない。主人公、登場人物がガラッと変わっても書ける作家はいらっしゃる。言語の運動神経がいい人です。自分はそうではない。鈍重に、同じことをくどくどと、でも読んでほしいと思っている人には伝わっていくような遅い歩みの書き方しかできないのではと、ずっと思っていた。違うのを書いてみようという器用さは持っていなかった」

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