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「熱心な研究者がなぜ」無届け再生医療で逮捕の元講師

 同3月、伊井容疑者はまず部下の助教から同細胞を採取。続けて同月中にこの3人からも採取し、それぞれ培養を始めた。ただ、順調に進んだのは女性の分のみで、約1カ月後にそれを女性自身に投与した。

 さらに、5月末には別の女性からも細胞を採取しようとしたが、助教が内部通報したことで同医大が事態を把握し、事前に阻止。内部調査のうえ厚生労働省に報告し、伊井容疑者らを処分した。

 浜園容疑者は医療関連会社を昨年3月に退社。その後、共同研究が決まっていた東京の製薬会社に移ったが、事件発覚後の11月に解雇されたという。

「焦りあったのか」

 脂肪幹細胞の点滴投与は民間クリニックでは広く行われ、費用は200万円近くになることも。過去には患者が死亡した例もある危険な施術だが、伊井容疑者は細胞採取や点滴投与を研究室前の廊下に置いた簡易ベッドで行うなど、ずさんさが目立つ。

 再生医療に携わる、ある大学教授は「無許可の研究では論文にもできないのに、焦りがあったのだろうか」と首をかしげ、「『投与を希望している人で試したい』という気持ちにあらがえなかったのかもしれない」と指摘している。

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