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【四半世紀の歩み 震災25年】(中)親友の分まで「生きる」 田中いずみさん、約束果たし外大進学

 3年で迎えた受験では、英語の得点が伸びず不合格。それでも神戸市外国語大から志望校を変えず、1年間の浪人生活を経て合格した。松浦さんとの約束を果たせたことが何よりも誇らしかった。

 大学在学中には、外国人に日本語を教えるボランティア活動に熱中した。卒業後はホテル勤務などを経て、平成30年から在日外国人の日本語教育などに取り組む「神戸YWCA学院」(神戸市中央区)に日本語教師として勤務している。地震を経験したことのない学生も多く、自身の震災体験や防災を伝える。

 22年に結婚し、2年後には長男が生まれた。毎年1月17日には、松浦さんの名前が刻まれた銘板がある東遊園地(同区)に長男と2人で訪れる。「誠の分も一生懸命生きてるで」。今年も天国の松浦さんにこう報告するつもりだ。(林信登)

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