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神村学園通信制、中3生を「高1部員」で活動させたか 中学通わず、市教委に指導権限なく

 市教委には学園側への指導権限がなく、是正を求めても応じなかったという。市教委幹部は「将来の夢などを考えると、生徒へのアプローチが難しかった」ともらす。

 神村学園高等部の単位制・広域通信制課程の橋本徳二教頭は取材に「本来中学校で勉強している時間帯にセンターの活動に参加させているのであれば問題だ」と回答し、調査する意向を示した。

■中学校に通わず 市教委に指導権限なく

 中学3年生が「淡路島学習センター」に通い、中学校に登校していなかった問題は、地元の淡路市教育委員会も把握しながら対処できなかった。センターに対する指導権限が学園本校を管轄する鹿児島県にあるためで、市教委は“蚊帳の外”に置かれていた。専門家は権限のあり方について改善を訴えている。

 市教委によると、昨年2月に転入した際、生徒の保護者側が「中学ではなく神村に通う」との意向を示した。このため、市教委は「義務教育なので間違いがないように」と学園本校に伝えたが、生徒は転入後、一度も中学校に登校しなかったという。

 文部科学省によると、神村学園は約30カ所にのぼる教育サポート施設を全国各地に展開しているが、指導権限は本校を管轄する鹿児島県に集中している。県の担当者は「(センター運営について)これまで不適切との報告が上がってきたことはない」とする。

 文科省の担当者は「中3生を高1生として扱っているのが事実であれば、大きな問題だ」と強調するが、淡路島学習センターのような教育サポート施設は各学校法人が全国約2500カ所に開設。それぞれに対し、管轄自治体の目が届きにくいことが、問題の放置につながるとの指摘もある。

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