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女子マラソン前田穂南、ぶれぬ強さ「金メダルへ覚悟できた」

MGCで優勝した前田穂南
MGCで優勝した前田穂南

 五輪で過去に高橋尚子さんと野口みずきさんが2大会連続で金メダルを獲得し、日本のお家芸と呼ばれていた女子マラソン。昨年9月15日に東京都内で開催された「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で優勝し、五輪代表に決まった前田穂南(天満屋)はMGC直後から「五輪で金メダル」と何度も宣言してきた。「目標が明確になって、気持ちの中でも覚悟ができた。意識が高まってきたので、練習も頑張ろうという強い気持ちになれる」。マラソン代表としての使命感にも燃えている。

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 長い手足を生かしたストライド走法が持ち味。166センチの長身は、小学校でバスケットボールをしていた影響もあるのかもしれない。中学でバスケを続けるか悩んだ末に陸上の道を選んだ。「バスケをしていたら、プロを目指していたと思います」。根っからの上昇志向だ。

 大阪薫英女学院高時代は駅伝で補欠メンバーだったことは有名になった話だが、高校3年生のときに実業団に進むことが決まったときから、東京五輪はイメージしていたという。「天満屋を選んだのは、やっぱりマラソンが強いイメージだったから」。武冨豊監督にも素質を見いだされ、2017年1月の大阪国際での初マラソンから、一歩ずつ、確実にステップを踏んできた。

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 1996年のねずみ年生まれ。年女の節目に長年の目標だった東京五輪を迎えられるのも、幸運の持ち主といえるだろう。マラソンは東京から札幌に舞台が移ることになったが「札幌になっても練習が大きく変わることはない」と話し、不安を口にすることはない。17年の北海道マラソンでも優勝経験があり、「もともと寒いよりも暑い方が好き」。夏場のレースでの強さはMGCでも実証済みだ。

 五輪本番までフルマラソンを走る予定はないが、冬場はスピード強化に努め、春からじっくりとマラソンに向けた足作りをしていく計画を立てている。「やっぱり五輪に出るからには上を目指したいし、世界で勝負したい」。ぶれない芯の強さも大きな武器になる。(丸山和郎)

まえだ・ほなみ 1996年7月17日生まれ、兵庫県尼崎市出身。小学5年で陸上を始め、大阪薫英女学院高から2015年に天満屋に入社。17年1月の大阪国際女子マラソンで「ネクストヒロイン」として初マラソンを経験。昨年9月のMGCで優勝し、東京五輪代表に決まった。マラソンの自己ベストは2時間23分48秒(18年大阪国際)。

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