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外来カミキリ被害、和歌山県で初確認

クビアカツヤカミキリの成虫(いずれも県提供)
クビアカツヤカミキリの成虫(いずれも県提供)

 ウメやモモなどの果樹に被害を及ぼす特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の被害痕跡が和歌山県内で初めて確認され、県が25日、発表した。被害痕跡の「フラス」が、かつらぎ町のモモなどに見つかり、すでに一部は枯れていた。クビアカツヤカミキリは繁殖力が極めて強く、これまでも全国各地で被害が確認されており、今後農業への影響が懸念される。県の担当者は「早期発見と駆除を徹底したい」としている。

 クビアカツヤカミキリは成虫で体長3~4センチ。体全体は光沢のある黒色で、首のように見える胸部が赤いのが特徴。果樹の幹や樹皮の割れ目などに産卵し、孵(ふ)化した幼虫が寄生して内部を食い荒らす。

 被害の特徴的な痕跡として、果樹の根元に幼虫のふんや木くずの混合物がたまる「フラス」がある。

 すでに国内では、大阪府や愛知県、埼玉県など各地でウメ、モモなどに被害が確認されている。環境省は平成30年1月、クビアカツヤカミキリを特定外来生物に指定している。

 和歌山県によると、11月19日、かつらぎ町の農家からモモにフラスがあると通報があった。町内の農園などを調査したところ、6地点で計11本の果樹に被害が見つかった。県内では平成29年、かつらぎ町で成虫1匹が発見されたが、果樹への具体的な被害は確認されたのは今回が初めて。

 県は今後、県内全域で被害を調査していく。果樹の栽培農家や公園の管理者などに対しては、被害が確認された樹木の伐採や幼虫の駆除などの対策徹底を指導する。対策費の一部補助も決めた。

 県の担当者は「早期発見と駆除が何より大切。被害拡大を防ぐために、あらゆる対策をしていく」と話している。

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