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大阪府市「IR全面開業は令和8年度までに」 事業者公募開始、万博に配慮

 大阪府と大阪市がIR誘致に向け公募手続きを開始し、記者会見する吉村洋文知事=24日午後、大阪府庁
 大阪府と大阪市がIR誘致に向け公募手続きを開始し、記者会見する吉村洋文知事=24日午後、大阪府庁

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指す大阪府市は24日、他の自治体に先駆けてIR事業者の募集要項を公表し、公募手続きをスタートさせた。立地予定地が、令和7(2025)年開催の大阪・関西万博の会場と同じ人工島・夢洲(ゆめしま)内にあることから、焦点となっていた全面開業の時期については、万博会期中を除く7年~9年3月末と幅を持たせた。今後、有識者からなる選定委員会が提案を審査し、来年6月に事業者を決める。

 吉村洋文知事は同日の会見で、相乗効果の見込める万博前のIR開業を「目指すべきだ」と従来目標を改めて掲げつつ、「万博の工事の関係で不確定な部分が非常に多い」として、万博後の開業も容認する理由を説明した。

 万博前の開業形態としては、カジノを除くホテル施設などの先行開業▽カジノを含む一群の施設の部分開業▽府市の基本構想にかなうIRの全面開業-の3パターンを想定。万博中(7年4月13日~同10月13日)は混乱を避けるため、開業を認めない。いずれの形態を取るにせよ、全面開業のリミットは8年度末(9年3月末)に設定した。

 募集要項では万博との連携・調整を事業者に求め、工事が重複する場合は「万博・インフラの工事が優先される」と明記。万博中もIRの工事は可能だが、交通アクセスや騒音・粉塵(ふんじん)への対策が課せられており、国家プロジェクトである万博に強く配慮した内容になっている。

 府市は来年6月に事業者を決定し、3年1月以降に事業者とともに国に区域整備計画を申請する方針。国内で最大3カ所とされる立地区域に認定されれば、同年秋ごろに夢洲の土地を事業者に引き渡し、工事に着手してもらうスケジュールを描いている。

 万博とIRの同時開業という目標をめぐっては、工事重複やオープン当初の混雑の懸念から、経済界を中心に「万博ファースト」の声が上がり、国際機関の博覧会国際事務局(BIE)からも、会期中のIRオープニングイベントを控えるよう要請されていた。

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