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【軍事ワールド】2020年、世界の軍事情勢は(上)

 日本では外国の海軍=米海軍という印象が強く、アジアと遠く離れた英国の海軍は一般にはなじみが薄いが、英海軍はアジア太平洋地域での部隊展開による抑止効果の発揮を戦略的な目標としている。特に2018年から始まった「ほぼ恒久的なアジア太平洋駐留」は新たな英海軍・英政府の方針となった。

 日本の自衛隊と米海軍との3カ国協力を推し進め、18年8月には英強襲揚陸艦「アルビオン」を南シナ海に投入、パラセル諸島付近で「航行の自由作戦」を実施している。同艦は東京港晴海埠頭にも立ち寄り一般公開された。同年12月にはフリゲート艦「アーガイル」が日本の本州南方海域で、海上自衛隊のヘリ搭載護衛艦「いずも」や米潜水艦とともに、日米英初の太平洋共同訓練を実施。

 さらに今年4月にはフリゲート艦「モンテローズ」が海上自衛隊と連携し、北朝鮮による「瀬取り」(洋上での貨物の積み替え)監視に参加するなど、英海軍の「アジア回帰」の動きは鮮明だ。英海軍は2021年にはクイーン・エリザベスを南シナ海へ派遣する方針で、2020年は海上自衛隊との協力をより密にする「新・日英同盟」の始まりの年となるかもしれない。(続く)

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