PR

産経WEST 産経WEST

【軍事ワールド】2020年、世界の軍事情勢は(上)

 米国に追いつけ追い越せの勢いで進めてきた軍拡と空母建造についても「4隻目(国産3隻目)は作るが、5隻目以降の建造計画は保留された」との情報を11月末に香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じている。とはいえ米中経済摩擦で高成長に陰りが見えるなかでも、山東に続いてあと2隻は確実に建造するようだ。

 搭載するJ-15戦闘機もロシア機のコピー品故に問題があるとされ、墜落事故も複数発生している。ロシアのタス通信は12月に「過去17年間にわたって中国が500回もロシアの兵器をコピーしてきた」と報道した。ロシアでは兵器輸出は貴重な輸出産業なので、「飯のタネ」たる軍事技術を剽窃する中国への反発と警戒感の強さがうかがえる。このため中国による最新鋭の艦載機群の整備には紆余曲折が予想される。

ロシアの躓き

 一方、ロシアでは、海軍航空戦力に赤信号が灯っている。ロシア海軍唯一の空母「アドミラル・クズネツォフ」で12日、火災が発生し大ダメージを被ったのだ。インタファクス通信などによると艦内約600平方メートルを焼き、作業員と将校の2人が死亡した。

 後に中国に買い取られ中国初の空母「遼寧」となったヴァリャーグもアドミラル・クズネツォフ級で、性能的にも類似しているが、近年に内部設備などの改装を受けた遼寧とは異なり、アドミラル・クズネツォフは老朽化が問題となっていた。

 2018年9月には近代化改装のためドック入りしたが、翌10月には大型クレーンが甲板上に倒れる事故で甲板に直径約5メートルの穴が開き、復帰時期の遅れが指摘されていた。

続きを読む

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ