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農家のミカタ 直売所が広がる理由

 瀬戸内海と日本海に挟まれ、山間部が県土の8割を占めるなど豊かな自然が魅力の兵庫は「日本の縮図」とも呼ばれる多様な気候と風土により多彩な農産物を生み出している。農業産出額は近畿2府4県でナンバーワン。豊穣(ほうじょう)な恵みを味わってもらおうと、地域ごとに工夫を凝らした直売所が消費者の心をつかむ。兵庫の直売所を追いかけていると、全国で定着している直売所の秘密も見えてきた。(尾崎豪一)

地域ごとに工夫

 地元産大豆を使った豆腐や、卵かけご飯で全国大会3連覇の鶏卵「オクノのたまご」など地元食材を使った料理30~40品を用意したランチバイキングが人気なのは、兵庫県の中南部にある稲美町の直売所「JA兵庫南 にじいろふぁ~みん」に併設されたレストランだ。野菜のマリネや天ぷらなどは、野菜のうまみを生かした飽きない味。家族で訪れた同町の男性会社員(42)は「地元の新鮮な野菜を食べておなかいっぱい。6歳の息子もぺろりと食べていた」と笑顔を見せた。

 兵庫の農業産出額は1634億円(平成29年)と近畿トップ。県を形成する5つの地域、旧五国(摂津、播磨、但馬、丹波、淡路)の各地で収穫される豊かな恵みを「新鮮に楽しめる」として、注目を集めているのが農産物の直売所だ。

兵庫県内の主な直売所と特産
兵庫県内の主な直売所と特産
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 その数は平成30年に500カ所にのぼり、20年の442カ所から急増。売り上げも平成30年には269億円と10年間で約1・7倍に拡大している。県の担当者によると、販売品目も農作物だけでなく、食品加工物など年々多彩になり、消費者がスーパーマーケット感覚で買い物にくることも多いそうだ。

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