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【脳を知る】「神経内視鏡手術」患者にさまざまなメリット 

 また一部の水頭症(脳に髄液がたまる病気)にも神経内視鏡が応用できます。脳の中には脳室といって髄液をためる空間があります。閉塞(へいそく)性水頭症は髄液の流れがどこかでせき止められて、髄液が脳室に余分にたまり脳を圧迫する病気です。

 このような水頭症には、従来は脳室腹腔シャント術という脳室から腹部まで広範囲にチューブを埋め込む手術を行いますが、神経内視鏡で脳の中のある薄い膜に穴をあけ、髄液の新たな通り道をつくることでチューブを埋め込むことなしに治療できます。その他にも下垂体の腫瘍、脳室近くの腫瘍などが神経内視鏡手術の対象疾患となります。

 神経内視鏡手術は患者さんへの侵襲が低い利点もありますが、手術操作が難しくなる点もあります。また神経内視鏡手術を行える病院も限られています。担当の医師とよく相談して最適な治療法を選んでいただければと思います。

(和歌山 公立那賀病院副院長 脳神経外科 藤田浩二)

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