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簡易宿所にインバウンド 「労働者の街」新今宮に変化の波

観光振興を本格化

 西成区は生活保護受給者の比率が23・3%と極めて高く、高齢化が進むなど多くの課題を抱えるため、大阪市は平成25年度から「西成特区構想」を推進。教育・子育て支援、環境改善、治安向上などに取り組んだ結果、犯罪件数や違法露店の営業は大幅に減少した。

 また、日雇い労働者らを支援するため昭和45年に建設された「あいりん総合センター」が老朽化したため、建て替えを決め、今年4月に閉鎖した。6年後に再開する計画だ。新施設の建設や一部機能の移転・再編は、周辺の再開発の呼び水となる可能性もある。

 市は現在のインバウンド流入を機に、地域の観光振興を本格化させる考えだ。

 駅北側では6月、高級リゾート開発を手がける星野リゾートが新ホテル「OMO( オ  モ )7」の建設に着工。令和4年の開業を目指している。また9月には、南海電鉄と大阪のベンチャー企業が共同で、外国人向けの就労訓練施設を開設した。

 そんな北側の発展が、南側の変化も誘発している。

 企業の期待は大きい。新今宮駅に乗り入れる南海電鉄とJR西日本、また隣接する動物園前駅に地下鉄2路線を擁する大阪メトロは、星野リゾートと共に9月、「新今宮駅周辺観光まちづくり推進協議会」を立ち上げた。南海の矢野到・グレーターなんば創造室課長は「新今宮は交通の結節点で、観光客誘致のポテンシャルは高い。協議会は、各社が方向性を合わせてまちづくりに参画する狙いがある」と明かす。

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