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簡易宿所にインバウンド 「労働者の街」新今宮に変化の波

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 JR大阪環状線と南海線が交差する新今宮駅周辺が、大きく変わりつつある。通天閣などの観光スポットに近い駅北側(大阪市浪速区)に続き、発展が立ち遅れていた南側(同西成区)にもインバウンド(訪日外国人客)が押し寄せ、にぎわいをもたらしている。9月には、一帯のまちづくりを推進する民間の協議会が始動。同駅を起点とする鉄道新線「なにわ筋線」の令和13(2031)年開業に向け、再開発の機運も高まってきた。(黒川信雄)

簡易宿所予約殺到

 「このホテルはインターネットで予約した。安くて交通の便が良く、5年前から何度も利用している。今日はお祭りなのか、にぎやかだね」

 11月上旬、フランスから来た旅行者のロシンさんは、新今宮駅南側にある1泊2千円程度の簡易宿所の前で、笑顔で語った。

 駅のすぐ南側は日雇い労働者が職を求めて集う「あいりん地区」と呼ばれる地域だ。そこに林立する簡易宿所は、旅館より部屋が狭かったり、相部屋で安く泊まれたりする宿泊施設。以前はもっぱら労働者が滞在したが、近年はインバウンドの利用が急増している。料金の安さや、難波まで電車で数分の利便性が人気で、2~3カ月先まで予約が埋まることもあるという。

 あいりん地区を含む一帯ではこの日、西成区役所などが主催する「新今宮フェスティバル」が開かれ、英語落語、ガイドツアー、和服体験といった外国人客向けの催しも多数行われた。静かな通りで点々と物販やパフォーマンスが展開される様子に、出店者の一人は「以前はこのようなイベント自体、想像できなかった」と語った。

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