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大阪薫英女学院高校陸上部・安、小林選手 圧巻の走りで全国駅伝へ 

全国大会へ向けて練習に励む安なつ美選手
全国大会へ向けて練習に励む安なつ美選手

 22日に京都市で開催される全国高校駅伝競走大会。男子の関大北陽とともに府代表となった女子の大阪薫英女学院は、11月の府予選で圧巻の走りを見せ、14年連続で全国大会の切符を手にした。なかでも2年の安なつ美選手(17)と小林舞妃留選手(17)は、最終目標を五輪出場に置く「大器の卵」。全国大会に向けてチームを牽引(けんいん)するかたわら、アスリートとしてさらなる高みを目指す。

 陸上競技を始めたのは中学からという両選手だが、2人とも長距離走でJOCジュニアオリンピックカップを経験。同じ高校に進んでチームメートになったとたん、身近なライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)を続ける関係になった。

 身長161センチで自ら「楽観的」と語る安選手は、無駄な動きの少ない“省エネ走法”が特徴。府予選ではエース区間の1区を任されレースの流れをつかんだ。昨年もレギュラーだったが、全国大会は左足の故障で欠場。「完全復帰まで約3カ月かかり、走れない期間が長かった」。その悔しさだけは忘れないという。

 145センチと小柄だが負けず嫌いという小林選手は、体のバネを生かした走りが持ち味。府予選では5区のアンカーを務め、2位に2分30秒差をつけてゴールした。先輩たちが抜けた新チームをキャプテンとしてまとめ、10月の「くらよし女子駅伝競走大会」(鳥取県)でも優勝。「手放しでうれしかった」と振り返る。

 チームは昨年に続き、府予選の全区間で区間賞を獲得した。「府内最強」の伝統を支えるのは、安田功監督(58)の「結果だけではなく、納得のいくレース展開ができたか」というこだわり。1、2年生を中心にした今年のチームについては、「全国の頂点に立つにはまだまだ力不足。もっと走りの基礎を固める必要がある」と手厳しい。

 一方で、高校で燃え尽きることなく、将来に向けての余力が残せる指導を心がける。練習メニューにも選手に無理をさせない配慮をしており、「卒業後」を見据える2人にとって心強い指導者だ。

 先輩で東京五輪の女子マラソン出場が内定した前田穂南選手(23)は2人のあこがれ。「(内定を決めた)マラソングランドチャンピオンシップの走りは素晴らしかった」と口をそろえる。

 「練習は不可能を可能に変える。最終的には国際マラソンで力を発揮したい」(安選手)、「苦労は人間力を高める。陸上を始めたからには大きなレースに挑戦したい」(小林選手)と話す笑顔には、2人ともあどけなさが残るが、向上心はそろって人一倍だ。

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