PR

産経WEST 産経WEST

【衝撃事件の核心】ソーセージの“入国”許すな 旅行客VS動物検疫所、戦いの行方は

取り締まりを強化

 さらに日本には今、有効なワクチンすらないアフリカ豚コレラの脅威も迫っている。すでに日本周辺の各国で発生しており、江藤拓農水相は11月26日の会見で「上陸した時点で最終ステージだ」と危機感をあらわにした。

 こうした状況を受け、動物検疫所は4月から対応を厳しくしている。肉製品が見つかれば、持ち主に警告書などを手渡した上でパスポート情報をデータベースに登録し、対応歴を蓄積。広報啓発に力を入れる一方、悪質なケースは積極的に警察に通報している。

 10月には、大阪府警が家畜伝染病予防法違反容疑でベトナム人夫婦を逮捕した。夫婦は平成29年夏ごろから、ベトナムから犬肉や豚肉製品などを繰り返し持ち込み、日本のベトナム料理店などに売りさばいていたが、対応を厳格化した今年4月以降、動物検疫所が夫婦の持ち込みを相次いで発見したことで逮捕につながったという。

 これらの肉製品からウイルスは検出されなかったものの、全国ではすでに、手荷物のソーセージなどからアフリカ豚コレラウイルスの遺伝子が見つかったケースが80件以上報告されている。今は水際で防いでいるが、いつ国内に侵入してもおかしくない状況だ。

 関空支所の酒井一彰次長は「関空は特にアジア便が多い空港。人が増える年末年始や春節に向け、侵入防止の体制をしっかり整えていく」と力を込めた。

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ