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【寅さん50年 男はつらいよを読む-吉村英夫】(39)ファンの声で連ドラが映画に

 渥美のいささかあらっぽい侠気(おとこぎ)が、従来の美男美女によるラブストーリーにはない魅力を発揮し、熱烈なファンをつくったようだ。次の山田の言葉が映画化の経過を説明している。

 「最終回で寅さんがハブにかまれて死んだ時、フジテレビには抗議の電話や手紙が殺到し、〈てめえの局の競馬は二度と見ねえ〉〈うちの若い者がこれから殴り込みに行く〉といった脅迫まがいの言い方をする人も多く、これを映画化すれば」と思った。

 だが「会社(松竹)は〈だんご屋の倅(せがれ)が美女に失恋するだけの話なんて面白いのか〉と、この企画にはのらず、遂(つい)に城戸四郎社長に喧嘩(けんか)腰で頼み込んで決まった」。それが「爆発的大ヒット」になった。(『山田洋次・作品クロニクル』ぴあ)

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