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マラソン五輪代表、最後の1人は誰に 12月から「ファイナルチャレンジ」

 東京五輪マラソン代表の最後の1枠を決める「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ」が12月1日の福岡国際マラソンで幕を開ける。9月15日のMGCで男女とも代表2人が決定。MGCで一発勝負のプレッシャーに強い選手が代表に決まったのとは対照的に、ファイナルチャレンジではハイレベルな設定記録をクリアするスピードが求められる。(丸山和郎)

 MGCでは男子1位の中村匠吾(富士通)と2位の服部勇馬(トヨタ自動車)、女子1位の前田穂南(天満屋)と2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)が五輪切符をつかんだ。ファイナルチャレンジは男女各3大会。設定記録を突破した最速のランナーが五輪代表に決まり、突破者がいない場合はMGC3位の大迫傑(ナイキ)と小原怜(天満屋)が五輪切符を手にする。

 MGCで悔し涙を流した選手にとって、ファイナルチャレンジは雪辱を期す舞台。ただ、設定記録は男子が2時間5分49秒、女子は2時間22分22秒で、MGC出場権を争った期間内で最も速かった大迫と松田瑞生(ダイハツ)のタイムより1秒早い。女子は安藤友香と福士加代子(いずれもワコール)が設定記録より早い自己記録を持つ一方、男子は大迫の日本記録を上回る必要があり、ハードルは非常に高い。

 五輪は必ずしもタイムが求められるわけではないが、海外勢のペース変化に対応するスピードは重要。日本陸連の河野匡(かわの・ただす)長距離・マラソンディレクターは「今の日本選手が目標にしてほしいタイム。覚悟を持って挑んでほしい」と強調する。男子で2時間6分台の自己記録を持つ設楽(したら)悠太(ホンダ)や井上大仁(MHPS)にとっては、日本記録への挑戦にもなる。

 ただ、MGCから2カ月半しか経過していないため、12月のレースを走る選手は少なく、MGC出場者で福岡国際を走るのは藤本拓(トヨタ自動車)ら3人だけ。女子のさいたま国際には有力選手の名前はない。女子は大阪国際と名古屋ウィメンズに分散し、男子の場合は「ワールド・マラソン・メジャーズ」として海外の強豪選手が多く走る東京に日本選手も集中しそうだ。

 代表3枠目に最も近い立場にいるMGC3位の選手の動向も気になるところ。大迫はまだ態度を表明していないが、小原は「悔いが残るような結果にだけはしたくない」と話し、ファイナルチャレンジにも意欲的。最後のイスをめぐって、来年3月まで火花散るレースが展開される。

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