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大型書店が閉店しても、個性派本屋さんが増えるワケ

 店主の戸井律郎(とい・りつろう)さん(46)も長年、こうした小説に親しんできた。しかし、海外の人気小説「ハリー・ポッター」シリーズのようなハードカバー本や新刊小説を何冊も購入するのは子供の「お小遣い」では限界がある。そこで、「古本なら安くて何冊でも読める」と、子供のための古書店開業を決意した。1冊100~500円が主な価格帯。「本好きの子供たちにとっての秘密基地のような場所にしたい」と願う。

アートギャラリーのような空間

 大吉堂からさらに南東に約2キロ、同市東住吉区の住宅街の中にある「LVDBブックス」は長屋をリフォームしたシックな外観。中に入れば、はりをむきだしにして天井を高くとった空間にすっきりと小説や哲学書、写真集や専門書などが並べられていた。

 全国から駆けつける人もいるという同店の目玉は世界中の自費出版本や大手書店に並ばない芸術作品集など。店主の上林翼(かんばやしつばさ)さん(34)が自ら海外で買い付けたものも多い。

 少量だが、海外で視聴し気に入ったミュージシャンのCDなども並ぶ。店内の一角では国内外のアーティストの作品展を開くこともある。上林さんは「ここに来れば何か面白いものがある、と思ってもらえる本屋にしたかった」と人の集う場所を目指す。

「数年前から小さな書店が増えてきたように思います」と話すのは阿倍野区で不動産会社を経営する小山隆輝さん(55)。地元有志と協力し、フリーペーパーを発行して地域のお店を紹介して住民に積極的に地元で買い物してもらうよう促す中で、街の変化に気づいた。

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