PR

産経WEST 産経WEST

【スポーツ記者リポート】桑田と清原がPLユニホームで甲子園に復活する日

試合前にアルプススタンドで笑顔を見せるPL学園OBの桑田真澄さん=甲子園球場(撮影・二星昭子)
試合前にアルプススタンドで笑顔を見せるPL学園OBの桑田真澄さん=甲子園球場(撮影・二星昭子)

 元高校球児たちが出身校別にチームを結成し、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で試合を行う「マスターズ甲子園」が、今年は例年にない盛り上がりを見せた。大阪・PL学園高のOBチームが地方予選を勝ち抜いて初出場したからだ。OBでプロ野球巨人などで活躍した桑田真澄さん(51)が背番号「1」のユニホームに身を包み、聖地のマウンドに上がった。

 2安打1四球を与えたが、最速126キロで1回無失点。打撃では右越え二塁打を放って4点目のホームを踏み、歓声を浴びた。「体は思うように動かないけれど、気持ちは高校生」と振り返った桑田さん。青春時代へのタイムスリップを心から楽しんでいた。

 応援に駆けつけた人たちの熱量も高かった。観客席には約1400人が集結。うち19~81歳の卒業生ら約630人は名物だった「PL」など伝統の人文字を浮かび上がらせた。ブラスバンドにも80人以上が参加し、オリジナルの応援曲などを再現。卒業生組織「聖友会」の下園義人幹事長(60)は「当時を思い出して涙ぐむ人もいました」と感無量の様子だった。

 1日だけの復活。それでも今回の盛り上がりに、2016年夏から活動を休止している硬式野球部の復活を期待した人は多かっただろう。報道陣に囲まれた桑田さんは野球部の活動再開に向け「(学校側と)話し合いの場を持たせてもらっている。思いを伝え、議論もしている」と話した。

 ただ、ある関係者は「まだ具体的な話にはいたっていない」と口にした。学校側の方向性はOBと同じでも、活動再開への道はまだ遠いのが実情だろう。

 それと、もう一つ。桑田さんは、同学年の清原和博氏にも参加を呼びかけていた。今回はかなわなかったが、桑田さんは「いずれ一緒にプレーできるときがくれば。僕もファンもうれしいと思う」と強調した。

 私が野球をじっくりと見たのは、1985年夏の高校野球が初めてだった。話題をさらっていたのは、桑田さんと清原氏の「KKコンビ」。テレビ中継にかじりついた。来年の大会では、伝統のユニホーム姿で甲子園のグラウンドに立つ「KKコンビ」を見てみたい。そして、桑田さんをはじめとしたOBたちが地道に活動を続けることが、野球部の活動再開に結びつけばいい。(嶋田知加子)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ