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【軍事ワールド】最新ステルス機、全部見せます-X-2、初のフル公開 岐阜基地航空祭 

岐阜基地航空祭で例年通りの迫力ある飛行を見せたF-4EJファントム2戦闘機。2021年3月までに全機の退役が決まっており、航空祭で飛行を見られるチャンスは残り少ない(岡田敏彦撮影)
岐阜基地航空祭で例年通りの迫力ある飛行を見せたF-4EJファントム2戦闘機。2021年3月までに全機の退役が決まっており、航空祭で飛行を見られるチャンスは残り少ない(岡田敏彦撮影)
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 これに対し、飛行中に推力方向を変えることは可能か、その効果は-といったことが研究され、これが推力変更の実現につながる。米国のF-11F-1タイガー艦上戦闘機を改造したROHRタイガーなど黎明期の実験機にはじまり、垂直離着陸機の英国AV-8ハリアー戦闘機、さらには推力変更によって空中戦で有利な機動を行うことを目指したロシアのSu-35や米国のステルス戦闘機F-22ラプターなどが実装している。

 最新式の推力変更機構の効果のひとつは、空中戦において旋回半径が従来機よりも小さくなることにある。敵の後ろを取り合うドッグファイトにおいて、旋回半径の小ささは重要なファクターだ。また、方向舵など舵翼の効きにくい超音速域でも推力変更で高い機動性能を得られる。コンピューターを介した最新の操縦システムとの組み合わせで、機動中にこれまで不可能だった動きが可能になることもあり、最新鋭戦闘機の重要機構のひとつとされる。

 その方法も幾種類かあり、ロシア式のようにエンジン後端をねじるように屈曲させて方向を変えるものや。F-22のように板状の耐熱金属で推力を曲げるものなどがある。X-2はエンジンの出口に3枚の板(パドル)を設け、これを動かすことで推力方向を自在に変える方式だ。雑誌などで遠景の飛行中の写真が公開されることはあったが、間近で見られるのは初めてで、多くの観客で機体の周囲には二重三重の輪ができた。

名物は異機種大編隊

 航空祭ではX-2展示のほか、実験隊という性格からほぼ全ての航空自衛隊機を抱える同基地ならではの名物、異機種大編隊飛行も実施。今年は澄んだ青空の下、輸送機のC-1から国産支援戦闘機F-2までが編隊を組んだ。

岐阜基地航空祭で公開された実験機X-2。この機体で実証された先進技術が、次期戦闘機「F-3」の開発に生かされる(岡田敏彦撮影)
岐阜基地航空祭で公開された実験機X-2。この機体で実証された先進技術が、次期戦闘機「F-3」の開発に生かされる(岡田敏彦撮影)
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