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高速バスで貨物輸送、伊予鉄バスが全国初

「オレンジライナーえひめ」のトランクルーム。空きスペースに貨物を載せて運ぶ=松山市
「オレンジライナーえひめ」のトランクルーム。空きスペースに貨物を載せて運ぶ=松山市

 愛媛県八幡浜市の柑橘(かんきつ)や水産加工物を、高速バスのトランクスペースを利用して東京都内に直送する取り組みが12月から始まる。国土交通省の物流総合効率化計画の一つで、高速バスの貨客混載輸送として全国で初めて伊予鉄バス(松山市)が認定を受けた。

 使用する高速バスは、八幡浜市・松山市と東京都新宿区の「バスタ新宿」(新宿高速バスターミナル)を結ぶ「オレンジライナーえひめ」。午後5時20分に八幡浜市の営業所車庫で荷物を積み込み、八幡浜バス亭を出発。松山市内などを経由して翌日午前7時40分にバスタ新宿に到着する。乗客を降ろした後、中野区のバス会社車庫で荷物を販売所に受け渡す。

 伊予鉄バスによると、同路線は西東京バス(東京・八王子市)と共同運行をしており八幡浜からの出発は1日おきになる。貨客混載は乗客の多い週末を除き、週2回程度の実施になるという。トランクスペースに積めるのはミカン箱4個程度の専用の保冷ケース2個。同社は「大量輸送はできないので、収益ベースではとらえていない。産地支援、地域貢献の意味合いが大きい」としている。

 輸送する産品は八幡浜市の道の駅「八幡浜みなっと」でアゴラマルシェを運営するアゴラが、高級柑橘やチリメンなどの加工品を視野に生産者と計画を進めている。

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