PR

産経WEST 産経WEST

【脳を知る】「フレイルと健康寿命」ウオーキングなど運動が有効

前のニュース

フレイルと健康寿命
フレイルと健康寿命

 現在、わが国で65歳以上の高齢者人口は25%を超えており、和歌山県内では30%を超えています。

 昭和38年から、100歳を迎えた方にお祝いとして銀杯を送る制度が始まりましたが、当時はわずか135人でした。平成30年度の銀杯の対象者は3万人を超え、100歳以上の高齢者は7万人近くになっています。

 まさに「人生100年時代」ですが、平均寿命と健康寿命の差は男性で9年、女性では13年もあります。つまり、死を前にして要介護状態でいる期間が約10年もあるということです。したがって、健康寿命を延ばし、要介護状態でいる期間を減らすことはとても大切なことです。

 最近、「フレイル」という言葉が注目されています。フレイルとは、年齢に伴って筋力や心身の活力が低下した状態のことです。フレイルは、健常な状態から要介護状態になるまでの中間状態です。

 フレイルは、日本語で「虚弱」「脆弱(ぜいじゃく)」などを意味しますが、老衰(加齢に伴って不可逆的に老い衰えた状態)とは一線を画すもので、フレイルは適切な治療や予防、支援により生活機能の維持や向上が可能であるというニュアンスが含まれています。

 フレイルの診断基準は、次の5項目のうち、3項目以上該当する場合です。1~2項目が該当する場合はプレフレイル(フレイルの前段階)となります。

 (1)体重減少=意図しない年間4~5キロの体重減少(2)疲れやすい=何をするのも面倒だと週に3~4日以上感じる(3)歩行速度の低下(4)握力の低下(5)身体活動量の低下-です。

 フレイルの状態になると、死亡率の上昇や身体能力の低下が起きます。フレイルの状態に家族や周囲の人が早く気づいて適切に対応することができれば、フレイルから健常に近い状態になる可能性があります。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ