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ラグビーW杯 大会成功を支えたトラブルバスター

ラグビーW杯でEDMを務めた新井慶史さん
ラグビーW杯でEDMを務めた新井慶史さん
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 ボランティアを統括するマネジャーを務めた神野幹也さん(32)も「自発的、かつ積極的にボランティアが各持ち場で行動してくれた」と高く評価。大会期間中に直撃した台風19号の復旧作業でもボランティアの働きが大きな役割を担い、予期せぬ自然災害に見舞われた今大会の陰の立役者として運営を支えた。

五輪にも生かせ

 W杯前に国内2会場で行われた前哨戦のパシフィック・ネーションズカップ(PNC)も運営面の最終チェックの場として、本番に向けての課題を明確にした。PNCの際に飲食物ごとに販売ブースを分けていた花園の会場では、数カ所しか設けなかった飲み物のブースに長蛇の列ができ、購入までに30分も時間を要したという。この教訓から、W杯期間中は全てのブースで飲食物を一緒に販売する方式に変更。トラブルも最小限に抑えられた。

 今回のW杯で得た経験や課題は来年の東京五輪・パラリンピックにも直結する。新井さんは「W杯での成功体験や課題を共有して、次のステップに移していくことが大切」と話す。W杯で得た遺産(レガシー)を活用しながら、次への準備を進めることが日本で相次ぐビッグイベントを成功に導く鍵となる。

     ◇

 高校から大学にかけての7年間、陸上競技に打ち込んできた経験もあって、円滑な大会運営がスポーツの現場でいかに重要であるかは身にしみて理解している。プレーに集中したい選手の立場からすれば、競技時間の遅延や設備の故障などプレー以外のトラブルには気をとられたくないものだ。

 自分自身、学生時代に専門としていた100メートル走のレース開始が予定時間より遅れたために集中力を切らし、ひどいタイムを記録した経験が何度もある。選手の心持ち次第ではあるが、何事もなく競技が進んでいくことに越したことはない。

豪州-ウェールズ戦の終盤、一部の照明が消えたが、試合は続行の判断が下された=東京・味の素スタジアム
豪州-ウェールズ戦の終盤、一部の照明が消えたが、試合は続行の判断が下された=東京・味の素スタジアム
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 その点で言えば、今回のW杯は選手がプレーしやすい環境を運営スタッフらが整えていたといえるだろう。9月29日に東京・味の素スタジアム(東京都調布市)で行われた豪州-ウェールズ戦では、試合終了直前に会場内の分電盤から煙が出るトラブルが発生。その影響で一部の照明が消えたが、選手への配慮から試合は中断せずに残りの照明だけで対応する措置をとった。

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