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【探偵記者・矢田幸己】ギャンブルだけじゃない!競馬場の魅力を探れ

 北海道の牧場で元競走馬のたてがみの一部が何者かに切り取られた事件の記事や、偉大な足跡を残してこの世を去った名馬ディープインパクトについてのコラムを執筆した。僭越(せんえつ)ながら、意義を理解している競馬ファンの私だからこそ書けた文章だと、ひそかに自負していた。そんな誰も知る由もない心の内を見逃さなかったのがボス(デスク)だ。

 「競馬をギャンブル以外の面でとらえてもおもしろいんちゃうか」。“スパルタ調教”で知られる鬼軍曹(デスク)。「おもしろい」は「書いてみろ」と同義だ。私に与えられた選択肢は「はい」か「YES」しかない。早速、京都競馬場(京都市伏見区)へ足を運んだ。

「私もUMAJO」とコンシェルジュの上田佳衣さん。コンシェルジュは女性だけという
「私もUMAJO」とコンシェルジュの上田佳衣さん。コンシェルジュは女性だけという
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 訪れたのは10月27日。東京競馬場(東京都府中市)で令和初の天皇賞が行われた日曜とあって、大勢の人でにぎわっている。普段は馬券売り場に直行するが、ここは取材記者の特権。噂の女性専用エリア「UMAJO SPOT」へ潜入せねばなるまい。

 どきどき。そういえば初めて美容室に行った15歳の秋も、これぐらい胸が高鳴ったなあ。UMAJOは「馬女」、つまり競馬をたしなむ女性の意味だと、同行を頼んだ日本中央競馬会(JRA)関西広報室主査、田中拓志さん(32)が教えてくれた。

 中はおしゃれなカフェスペース。案内役のコンシェルジュもみんな女性だ。利用は1日1回限りで、ドリンクは1杯無料。馬を愛らしくかたどったスイーツなども販売されている。

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 「競馬をする人=新聞を広げた耳に赤ペンのおじさん、というイメージが変わりました」。兵庫県播磨町の会社員、山嵜愛さん(27)が話した。うんうん。競馬場のグルメといえばカップ酒とどて焼き、と思っている人も多いでしょうな。えっ、私? いやいや…と、胸ポケットに挿した赤ペンを手で覆い隠す。

 この日は初心者向けの観戦セミナー「UMAJO school」が催されていた。JRAの女性職員が中心となってアイデアを出すのだとか。イベントプロモーション課の上田佳衣さん(25)は「女性ならではの視点を生かし、何が女性に受けるのかを真剣に考えています」と話した。

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