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卓球W杯 伊藤、激戦もあと1点が遠く 日本女子「銀」  

女子決勝 中国戦の2試合目で敗れた伊藤美誠=東京体育館
女子決勝 中国戦の2試合目で敗れた伊藤美誠=東京体育館

 東京五輪のテスト大会を兼ねた卓球のワールドカップ(W杯)団体戦最終日は10日、東京体育館で決勝が行われ、女子は日本が中国に0-3で敗れ、初優勝はならなかった。ダブルスは石川佳純(かすみ)=全農=、平野美宇(みう)=日本生命=組がストレート負け。シングルスは伊藤美誠(みま)=スターツ=が孫穎莎(そん・えいさ)から2ゲームを先取したが逆転負けし、続く平野は劉詩●(=雨かんむりに文の旧字体)(りゅう・しぶん)に0-3で敗れた。

 取材エリアに来る前、伊藤は銀メダルが報道陣に見えないようにポケットにしまった。日本女子のエースとして臨んだ決勝第2試合のシングルス。世界ランキング3位の孫穎莎に2-0から逆転負けした。「甘い球を落ち着いて決められていたら勝っていた」。伊藤は唇をかんだ。

 相手は同い年の19歳で中国の新鋭。10月の国際大会でも1勝1敗と互角に競り合うライバルだ。

 伊藤は相手のフォア側に短く出すサーブを軸に攻め、第1、第2ゲームを連取。そこから追いつかれながらも、第5ゲームで10-7とマッチポイントを握った。しかし、サーブのミスで流れを手放し、5連続失点で敗れた。

 伊藤自身、日本で戦う初めての団体戦でエースを任された。初めて聞く大音量の声援に、場内アナウンスの声も聞こえないほど「緊張した」という。「五輪ではもっと応援がすごいと思う。慣れるようにしたい」。東京五輪と同じ会場で緊張感を味わえたことを収穫ととらえた。

 日本は0-3で敗れ、中国に大会9連覇を許した。馬場監督は「中国もさらに強化している。練習をやるしかない」と前を向いた。東京五輪でもエースになるであろう伊藤の奮起なしに打倒中国はありえない。五輪の前哨戦で、そう再認識させられた。(岡野祐己)

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