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【夜間中学はいま】(16)15歳の学習ボランティア 自身の学びも前向きに

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スタッフとして小学生に勉強を教えている小西珠生さん=28日午後、岡山市北区(須谷友郁撮影)
スタッフとして小学生に勉強を教えている小西珠生さん=28日午後、岡山市北区(須谷友郁撮影)

 公立の夜間中学は教員免許を持った教師たちが指導しているが、ボランティアで運営されている自主夜間中学の場合、スタッフの経歴はさまざまだ。退職した教師経験者もいるが、岡山自主夜間中学校には、現役の中学生が、学習ボランティアに加わっている。積極的に学びに向き合う生徒たちとの出会いで、彼女自身の勉強に対する姿勢にも変化が生じたという。

 9月下旬、学習ボランティアを務める岡山県立岡山操山中学校3年、小西珠生さん(15)を訪ねた。岡山自主夜間中学では学ぶ機会を得られなかった高齢者や形式卒業者、外国人らが学びを続けているが、学校での学びに戸惑う小学生が加わることもある。小西さんはこの日、漢字の練習をする小学生たちの面倒を見ていた。

 書き順通りに書けているか注意深く見守り「その調子で頑張ってください」と言葉をかけながら指導。「自分がしてもらってうれしかったことをしたり、こうすれば習得できたと伝えるようにしたりしています」。課題をこなした子供たちは満足そうだ。

 小西さんは、説明を理解できているか、こまめに確認しつつ、図を描いたりしながら分かりやすく教えるよう心がけている。

 学習ボランティアに通うようになったきっかけは昨年5月、自主夜間中が紹介されたテレビ番組を見たことだ。意欲的に学ぶ生徒たちの姿を見て「何でそんなに積極的なの」と、理由を確かめたくなったという。

 その頃、自分の勉強には前向きになれなかった小西さん。大量の宿題を前に「何でせんといけんのじゃろうか」とぼやくこともあったが、母親と一緒に見学した自主夜間中の様子は刺激的だった。積極的に質問し、笑顔で学ぶ生徒たち。「自分と同じ中学生なのにどうしてこんなに違うのか」と驚いた。

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