PR

産経WEST 産経WEST

虚偽診断書作成罪の医師、2審も無罪 大阪高裁

 暴力団組長の収容を免れさせるため検察庁に病状を偽った回答書を提出したとして虚偽診断書作成・同行使の罪に問われた医師、全栄和被告(64)の控訴審判決公判が8日、大阪高裁で開かれた。樋口裕晃裁判長は無罪とした1審京都地裁判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。

 全医師は、康生会武田病院(京都市下京区)で組長の担当医をしていた平成28年1~2月、大阪高検からの病状に関する照会に「心室性不整脈はかなり重篤」などとする虚偽の回答書を提出したとして起訴された。

 1審判決は、組長の検査時期を明示せず、回答書に結果を記載したのは不適切とする一方、過去の検査結果を参考に回答書を作成した点などを踏まえ、「虚偽と判断するには合理的な疑いが残る」と判断。高裁の樋口裁判長も判決理由で「説明不十分な記載をしたにとどまる」と述べ、1審判決を支持した。

 事件では、京都府立医大病院の元院長ら2人も虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検されたが、不起訴処分となっており、一連の事件で起訴されたのは全医師だけだった。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ